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03.01.08:29

感動サービス

手本になるサービス

 数年前、学生たちを10人ほど連れ、ある図書館に行ったときのことだ。その日は朝9時に集合
し、開館と同時に入室した。10年分の企業情報を1社ずつ調べ、手集計でのピックアップ方式で
探さなければならないため、手数が必要だったのだ。
 利用している読書室は専門書コーナーで、その日は他に利用者はいなかったが、なんせ7月上
旬のこと、読書室は次第に暑くなり、耐えられない状態になったので、隅で仕事をしていた事務の
女性に「エアコンはないですか」と聞いてみた。
 すると、その人は、「他の部屋にはあるのですが、この部屋にはまだないんです。よろしければ
所々に扇風機がありますので、今日は他のお客様もいらっしゃらないので、どうぞそれをご自由
にお使いください」とまるで申し訳なさそうに、平身低頭して説明してきた。
 見ると我々の、近くにも扇風機が1台あったので、書類が飛ばないよう調整し、スイッチを入れ、
「少しは涼しくなったね」といいながら、また作業に取組んだ。
 しばらくして、周りに人の気配を感じた。すると先程の事務の方が、方々にある扇風機を5~6台
集め、我々のテーブルを囲むように置き、「これでもう少し涼しくなりますよ」といい、スイッチを入れ
てくれた。その時間帯、我々しかいなかったとはいえ、まるでVIPのような対応だった。
 その日の昼食は近くのファミリーレストランでとったが、食事中の話題は扇風機を出してくれた事
務の人に集中した。
 学生たちは皆「うれしかった。あれが本当に顧客のに立場にたったサービスなんですよね。社会に
出たら自分も、ああいうサービスをするよう心掛けます」と口々に言う。
 学生たちは一人の人間として、資料調べより遥かに大切な思いやり、真のサービスとは何かを体得
してくれたと感じて、心が満たされた。
 その後作業は閉館までかかったが、学生たちは、優しくしてくれたあの女性に、一人一人深々と「あ
りがとうございました」とれいをいい、図書館を後にした。私が帰りの際に、「最高の教育をありがとう」
というと、彼女は「私にも同世代の子供がおりますので」といった。
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ありがとうございます☆

温かいメール、ありがとうございます♪

嬉しかったです☆

感謝☆しておりますよん♪



  • 2012年03月01日木
  • 看板娘???
  • 編集

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