03.24.07:53
3月24日の江戸小話
自分であがる
「待て、待ちやがれ!」
盗みが見つかって旦那に追われて逃げていた泥棒が、道の真ん中に大きく開いていた穴の中にドスンと落っこちてしまいました。
「へん、ざまあみろ。これでもう逃げられないぞ」
追いかけて来た旦那が中をのぞいてみますと、それはかなり深い穴でした。
そこにちょうど、若い男がやって来たので、
「ああ、すまないが中に泥棒がいるんだ。引き上げるのを手伝ってくれないか?」
と、頼みますと、この男はニヤニヤしながら、
「そうですね。一分(いちぶ→2万円ほど)くださるなら、引き上げてやってもいいですよ」
と、言いました。
するとそれを穴の中から聞いていた泥棒が、旦那に言いました。
「旦那さま、一分もくださるのでしたら、あっしが自分であがります」
「待て、待ちやがれ!」
盗みが見つかって旦那に追われて逃げていた泥棒が、道の真ん中に大きく開いていた穴の中にドスンと落っこちてしまいました。
「へん、ざまあみろ。これでもう逃げられないぞ」
追いかけて来た旦那が中をのぞいてみますと、それはかなり深い穴でした。
そこにちょうど、若い男がやって来たので、
「ああ、すまないが中に泥棒がいるんだ。引き上げるのを手伝ってくれないか?」
と、頼みますと、この男はニヤニヤしながら、
「そうですね。一分(いちぶ→2万円ほど)くださるなら、引き上げてやってもいいですよ」
と、言いました。
するとそれを穴の中から聞いていた泥棒が、旦那に言いました。
「旦那さま、一分もくださるのでしたら、あっしが自分であがります」
おしまい
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電話の件のように、
まずいと思ったことは
きっとまずいので
改善してください。
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