04.13.07:50
4月13日の小話
サルがにる
あるところに、サルにそっくりな顔の殿さまがいました。
ある時、殿さまが家来に尋ねました。
「おい、三太夫(さんだゆう)。
わしが歩いていると、見る人、見る人が、わしの事を『サルじゃ、サルじゃ』と言うが、わしの顔は、そんなにサルに似ておるのか?」
すると三太夫は、言葉を選びながら言いました。
「それは、とんでもない事でござりまする。
どうして殿さまのお顔が、サルに似ておりましょう。
実はサルめが、殿さまのお顔を真似しているのでございます」
すると殿さま、満足そうに言いました。
「うむ、そうであろう、そうであろう」
あるところに、サルにそっくりな顔の殿さまがいました。
ある時、殿さまが家来に尋ねました。
「おい、三太夫(さんだゆう)。
わしが歩いていると、見る人、見る人が、わしの事を『サルじゃ、サルじゃ』と言うが、わしの顔は、そんなにサルに似ておるのか?」
すると三太夫は、言葉を選びながら言いました。
「それは、とんでもない事でござりまする。
どうして殿さまのお顔が、サルに似ておりましょう。
実はサルめが、殿さまのお顔を真似しているのでございます」
すると殿さま、満足そうに言いました。
「うむ、そうであろう、そうであろう」
おしまい
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