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07.12.07:31

修造流生き方より

風邪ぐらいなら、心の持ち方ひとつで乗り越えられる

アスリートは病気に強いイメージがありますが、実は皆さんより病気に弱いと
思います。アスリートは肉体的にも精神的にも極限まで追い込んでトレーニン
グするため、体力的に抵抗力の低下や、普通では気にしない体温の変化にも
病気ではないかと敏感になってしまいます。

松岡修造はいつも元気で半袖、半ズボンというイメージがありますが、僕も弱い
んです。普通の人で10の症状で風邪だと思うところを、1の症状で風邪だと断定
することもあります。

現役の時、当時世界最高のプレーヤー、ピートサンプラスに勝ったときは、試合前
に38度の熱がありました。父に電話で「熱がある」と泣き言を口にすると、「じゃあ、
帰ってこい!」。励ましてもらえると思っていた僕は、その言葉で開き直ったのか、
熱のことを忘れて戦って勝利を掴むことができました。

結局、ここぞという場面だったら、多少の体調不良は心の持ち方ひとつで乗り越えら
れるということです。もちろん無理することはない時は、休養をしっかり取ってください。
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