03.07.07:55
3月7日の小話
字が読めぬ犬
犬の大嫌いな男が、友だちに聞きました。
「なあ、犬がいても平気で通れる方法はないだろうか?」
「そいつは、簡単な事さ。
手の平にトラという字を書いておいて、犬がいたらそいつを見せるんだ。
すると犬は、おっかながって逃げるから」
「ふむふむ。そいつは、良い事を聞いた」
男はさっそく、手の平にトラという字を書いて出かけました。
しばらく行くと、向こうから大きな犬がやってきます。
(よし、さっそく試してやろう)
男は手の平を、犬の前に突き出しました。
すると犬は一瞬びっくりしたものの、大きな口を開けてその手をガブリと噛んだんです。
次の日、手を噛まれた男が友だちに文句を言いました。
「やい、お前の言う様に、手にトラという字を書いて犬に見せたが、ほれこの様に、食いつかれてしまったわ」
すると友だちは、こう言いました。
「やれやれ、それは不運な事だ。おそらくその犬は、字の読めぬ犬だろう」
犬の大嫌いな男が、友だちに聞きました。
「なあ、犬がいても平気で通れる方法はないだろうか?」
「そいつは、簡単な事さ。
手の平にトラという字を書いておいて、犬がいたらそいつを見せるんだ。
すると犬は、おっかながって逃げるから」
「ふむふむ。そいつは、良い事を聞いた」
男はさっそく、手の平にトラという字を書いて出かけました。
しばらく行くと、向こうから大きな犬がやってきます。
(よし、さっそく試してやろう)
男は手の平を、犬の前に突き出しました。
すると犬は一瞬びっくりしたものの、大きな口を開けてその手をガブリと噛んだんです。
次の日、手を噛まれた男が友だちに文句を言いました。
「やい、お前の言う様に、手にトラという字を書いて犬に見せたが、ほれこの様に、食いつかれてしまったわ」
すると友だちは、こう言いました。
「やれやれ、それは不運な事だ。おそらくその犬は、字の読めぬ犬だろう」
おしまい
1971年3月7日
国鉄(現JR)が、「山手線」の読み方を「やまのてせん」に統一した日でもあります。
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ファイティン!でございます♪
気付いたら一人でにやけてました。これなんかおもしろいです☆笑
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